貯金を増やしていくためには毎月の支出を減らしていかなくてはいけませんが、日々の節約や我慢よりも効果が大きいのが固定費を見直すことです。
中でも通信費。
特に携帯電話の料金を見直すだけで、大きく固定費をカットすることができます。
毎月の携帯電話の料金が8,000円という方は、半分の4,000円にすることで年間5万円の貯金ができることになります。
ご夫婦2人分なら倍の年間10万円ですね。
今回の記事では通信費、特に携帯電話の料金を大幅に安くする方法を解説していますので、ぜひこの記事を参考に料金の見直しを検討してみてください。
この記事の目次
3大キャリア(docomo・au・SoftBank)で月額料金を下げるのは難しい
携帯電話を契約している方の多くが、3大キャリア(docomo・au・SoftBank)のどれかを使っていると思いますが、現状3大キャリアのままでは月額料金を大きく下げるのが難しいです。
何故かと言うと、3大キャリアでは高いパケット代金(通信料)を外すことができないからです。
一般的なスマートフォンの月額料金
実質端末代金 | 500円/月 |
---|---|
基本使用料 | 933円/月 |
パケットし放題(7GB) | 5,700円/月 |
データ通信オプション料 | 300円/月 |
修理補償オプション | 650円/月 |
月額料金 | 8,083円 |
これに消費税と話した分の通話料金が加わりますので、どれだけ使わなかったとしても毎月の料金は8,000円〜9,000円ぐらいになります。
パケットを7GBも使わないからその分料金を下げたいと思っても、パケット放題を外せないことが多いので、どうしても料金は下がりません。(通話し放題のプランなら外せることもあるが、その分基本使用料が上がる)
2年間の機種代金の分割払いが終われば料金が下がると考えている方もいらっしゃいますが、表を見てもらうと分かる通り、機種代金には毎月割引きがあるので、実質は500円ほどしか払っていない計算になり、機種代金を払い終えたとしても月額料金はほとんど変わらないんですね。
ですが3大キャリアから「格安SIM」に乗り換えをすれば、驚くほどに月額料金を下げることができます。
そもそもSIMカードとは?
SIMカードとは、スマートフォンに刺さっているチップのことで、このSIMカードがあることで通話やデータ通信を行うことができます。
このSIMカードを3大キャリアではなく、その他の通信業者の格安のSIMカードに変更するのが「格安SIM」に乗り換えるということです。
ただし、今お使いの3大キャリアのスマートフォンの多くが、SIMロックと言って自分の会社のSIMカードしか使えなくなっています。(2015年5月以降に発売された端末は解除が可能)
逆にどのSIMカードにでも入れ替えができるスマートフォンのことを、「SIMフリースマートフォン」と呼びます。
なのでお使いのスマートフォンがSIMフリーではない場合、まずは新しくSIMフリースマホを購入する必要がありますが、それでも格安SIMをおすすめするのは、月額料金が3大キャリアと比べてびっくりするぐらい安くなるからです。
格安SIMの月額料金
格安SIMの業者にもたくさん種類があり、全てを紹介すると逆に選べなくなってしまうので、今回は僕がおすすめする「楽天モバイル」「
DMMモバイル」の2社をご紹介します。
楽天モバイル | DMMモバイル | |
---|---|---|
通話SIM(3GB) | 1,600円/月 | 1,500円/月 |
通話SIM(5GB) | 2,150円/月 | 1,970円/月 |
通話SIM(7GB) | なし | 2,560円/月 |
通話SIM(10GB) | 2,960円/月 | 2,950円/月 |
通話も出来て通信量が7GBあるプランでも約2,500円と、3大キャリアが約7,000円かかることを考えると、月額料金を1/3に抑えることができます。
また3大キャリアと違って、7GBより少ない通信プランも選べますので、これまで7GBも使ってなくて毎月余っていたという方なら、さらに料金を下げることができますし、逆に7GBでは足りなくて困っていた方なら、10GBなどより通信量の大きなプランを選ぶこともできます。
SIMフリースマートフォンについて
今お使いのスマートフォンがSIMフリーに対応していない場合は、新たにスマートフォンを購入する必要がありますが、携帯電話の料金を下げることを考えると、SIMフリー版のiPhoneを購入することはおすすめできません。
というのもSIMフリー版のiPhoneを購入すると10万円近くかかるので、格安SIMを使ったとしても2年間の支払い総額が3大キャリアを使っている時とあまり変わらなくなるんですね(;´Д`)
3大キャリアは端末代金の割引き額が大きいので、iPhoneを使っていくなら3大キャリアの中で乗り換えをしたほうがいいでしょう。
逆にiPhoneにこだわらないという方は、格安SIMを使ったほうがメリットがあります。
これはAndroidの中でも人気のある「ZenFone」シリーズの最新機種ですが、一括で購入しても5万円弱とiPhoneの約半分の値段。
一括購入しなくても、格安SIMを契約する際に端末を一緒に契約することで、2年間の分割払いにもできます。
24回の分割でも月に2,300円ですから、料金プランと合わせても月額料金は4,000円〜5,000円ほどに抑えることが可能ですね。
また、使っていたiPhoneを下取りに出せばけっこういい値段で買取ってくれるので、新しい端末の頭金にもできます。
ネットで買取申し込みできるサービスの中で、条件を満たせるならおすすめなのが「BUY王(バイキング)」というサービス。
最大で買取金額に3,300円のボーナスが付きますし、僕の体験記事も参考に検討してみてください。(メインブログ)
格安SIMにしたら電話番号は変わる?通信速度は遅くならない?
電話番号はMNPという番号がそのままで乗り換えができる制度がありますので、格安SIMでも電話番号が変わることはありません。
ただ、3大キャリアで使っていたメールアドレス(@docomoなど)は使えなくなりますので、GメールやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスを使うことにはなります。
でも今は友達との連絡ならLINEしか使わないという方も多いですし、ショートメールはこれまで通り使えますので、キャリアのメールアドレスが使えなくなっても困ることはあまりないと思います。
また、通信エリアに関してはdocomoと同じですので、電波が入りにくいということも少ないですし、通信速度に関しても通話SIMなら下りが最大225Mbpsありますので、使っていて遅いと感じることもありませんよ(*´ω`*)
3大キャリアの解約手数料と機種代金の残債には注意!
解約時に必要な料金
MNP転出料 | 3,000円 |
---|---|
解約手数料(解約月以外) | 9,500円 |
端末代金の残債 | 残りの残債を一括払い |
※その他、格安SIM契約時に3,000円の契約手数料が必要
MNP転出料とは番号をそのままで他社に乗り換えるときに必要な料金で、これはいつ解約したとしても発生します。
解約手数料は2年に1回の解約月以外に解約した際に発生する費用で、9,500円かかります。
1番注意したいのが端末代金の残債で、途中で解約すると残りの端末代金を割引きなしの一括で支払う必要があります。
毎月払っている端末代金には割引きが適用されていますので、残債が多いとかなりの金額を払わなくてはいけません。
解約月まで待って解約するかどうかの判断基準
まだ端末代金が残っていて、もう少し待てば解約月が来るという方は、2年間使い終わったあとに格安SIMに移行するのがいいと思います。
解約月で解約すれば手数料もかかりませんし、端末代金の残債も全てなくなっているからです。
ただ、端末代金は払い終えていて、機種変更もしないまま自動更新をしてしまった方は、次の解約月まで待つよりも早く格安SIMに移行したほうがお得になる可能性があります。
というのも、月額料金がいまの半額になるならば、9,500円の解約手数料を払ったとしても3ヶ月〜4ヶ月経てば充分に元が取れますからね。
これは解約月まであと何ヶ月あるかどうかで変わってきますので、まずは自分の解約月を確認して、まだ4ヶ月以上あるようなら今すぐ格安SIMへの乗り換えを検討しましょう!
解約月の確認方法【docomo】
My docomoに『ログイン』→『ご契約内容確認・変更』→画面下までスクロールして『次へ』
これで契約中のプラン内容と一緒に「契約満了月」が確認できると思います。
2015年11月が契約満了月の場合、翌月の2015年12月の内に解約すればOKです。
解約月の確認方法【au】
auお客様サポートに『ログイン』→『契約の確認・変更』メニューから『契約内容を確認/変更する』→『ご契約情報』
料金・割引きサービスの項目の中に、『誰でも割』の次回更新年月が確認できると思います。
次回更新年月が2015年11月なら、11月中に解約をすれば解約手数料はかかりません。
解約月の確認方法【SoftBank】
My SoftBankに『ログイン』→『契約内容の確認・変更』→『契約内容の確認・変更』
すると更新月は○年○月○日から1ヶ月間の表示があると思います。
これが2015年11月11日から1ヶ月間であれば、11月11日〜12月10日の1ヶ月間の内であれば解約手数料がかかりません。
おすすめの格安SIM
楽天モバイル
楽天モバイルの料金プラン
通話SIM(3GB) | 1,600円/月 |
---|---|
通話SIM(5GB) | 2,150円/月 |
通話SIM(10GB) | 2,960円/月 |
「楽天モバイル」は通話できるプランの場合、通信量を3GB・5GB・10GBから選べます。
また、楽天ポイントが100円ごとに1ポイントつきますので、貯まったポイントは楽天市場でのお買い物などに活用することができます。
さらに入会時にも楽天ポイントがもらえるキャンペーンが色々とあります!
- 初月利用料無料
- 端末一括購入で最大2000ポイント
- 楽天でんわとの同時申込みで1500ポイント
- スマホ(携帯)を下取りに出すと最大7000ポイント
楽天グループのサービスをよく使う方や、楽天カードでポイントを貯めている方など、楽天ユーザーなら『楽天モバイル』を選ぶのがいいですね!
DMMモバイル
DMMモバイルの料金プラン
「DMMモバイル」は通信量を1GB〜20GBの間で細かく選べますので、自分の使う量に合わせて最適なプランを選ぶことができるのが特徴です。
10GB以上だと料金が跳ね上がるのでおすすめできませんが、10GBまでなら通話SIMでも3,000円を切りますので、テザリングでパソコンの通信に使ったりしてもいいですね!
料金自体も数百円の違いにはなりますが、他の格安SIMよりも安いですので、格安SIMの中でもとことん料金にこだわるなら「DMMモバイル」がおすすめです。
まとめ
iPhoneにさえこだわらなければ、格安SIMを使うことで携帯電話の料金は半分以下に抑えることができます。
2年間で考えると10万以上の節約になりますので、ぜひ検討してみてくださいね!
▲貯金が苦手という方はこちらの記事も参考にしてください。