企業年金とは?確定給付型年金と確定拠出年金について

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これまで年金制度の仕組みについてご説明してきました。

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これまでの解説してきた年金制度は公的年金(国の制度)だったのと違い、「企業年金」とは企業が主体となって退職金などを年金として支給する制度のことです。

「企業年金」にも種類がありますので、確認していきましょう!

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企業年金についてもう少し詳しく

会社によっても違うのですが、退職時に一括でもらうお金を「退職金」と呼び、退職金を年金のように毎月一定額ずつもらう仕組みを「企業年金」と呼びます。

「退職金制度」は税的に優遇されていて、勤続年数と金額によっては税金が一切かからなかったりするのですが、まとめてもらうと使ってしまうから分割で受取りたいと思っても一括でしか受取れません。

「企業年金」は制度によっても変わってくるのですが、5年や10年、終身など分割して受取ることができ、なおかつ希望すれば一括で受給することもできるので、退職金よりも応用が効く制度になっています。

実質サラリーマンの2人に1人は企業年金の対象になっているようです。

でわ企業年金の仕組みについてもう少し詳しくみていきましょう。

確定給付型年金とは

「確定給付型年金」とは、もらえる年金額があらかじめ確定している企業年金のことです。

金額が確定していますので、老後の生活設計はしやすいのですが、決まった金額以上の企業年金を受取ることはありません。

規約型と基金型

「確定給付型年金」には規約型と基金型という2種類があります。

「規約型」は会社が従業員と企業年金の規約(ルールや約束事)を定め、生命保険会社や投資信託会社などに年金資金の投資運用をしてもらうのが規約型になります。

「基金型」は会社とは別に法人の基金を立ち上げ、その基金が年金資産を管理し運用します。

基金型は人数の定めがあり、加入者が300人以上いなければ基金を立ち上げることはできません。(規約型は人数の制限なし)

確定拠出年金とは

加入期間が10年以上あれば60歳から受給することができる年金で、もらえる金額は運用成績しだいで変わります。

「確定給付型年金」があらかじめ金額が決まっているのに対し、「確定拠出年金」は自分の運用しだいで払った金額以上の年金を受給することもできますが、逆に払った金額以下の年金しか受給できないこともあるのでリスクがあると言えます。

確定拠出年金には掛金を企業が払う「企業型」と、掛金を個人で払う「個人型」の2種類があります。

「企業型」確定拠出年金

「企業型確定拠出年金」を導入している会社の従業員が対象。

毎月の掛金は会社側が支払いますが、運用先などは自分で決めなくてはなりません。

企業年金は退職金の代わりとなるわけですから、自分の運用しだいで将来の生活が変わってしまう可能性があります。

毎月の掛金の上限は、他の企業年金制度を導入していない場合には55,000円、他の企業年金制度を導入している場合には27,500円となります。

現在は企業が支払ってくれる掛金に加え、従業員個人が掛金を追加して払うことも可能なので、運用次第ではさらに老後の年金額が増やすこともできます。

「個人型」確定拠出年金

こちらは企業型確定拠出年金制度を導入していない会社の従業員や、個人事業主など自営業者を対象にした制度です。

個人で掛金を支払い、運用先を決めなくてはないりませんし、受給は60歳からしかもらえないのですが、払った金額は社会保険料控除などの対象になりますので、税金対策になるのが特徴。

代表的な個人型確定拠出年金には「国民年金基金」があります。

参考 国民年金基金連合会

まとめ

自分の会社が退職金制度を採用しているのか、企業年金制度を採用しているのかということを把握している方は少ないかもしれませんが、老後の生活を左右するとても大事なことですので、きちんと知った上で貯金や資産運用などを考えていきましょう。

それではまた!!

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