遺族基礎年金・遺族厚生年金制度について

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前回の記事の中で、年金が受給できるのは原則65歳からということを書きました。

関連 老齢基礎年金と老齢厚生年金の仕組み【特別支給・在職老齢年金など】

しかし例外的にそれ以前でも受け取る可能性のある年金に、「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」があります。

どちらも残された遺族に対して支払われる年金制度ですので、制度を利用するような状況にならないのが1番なのですが、万が一のことがあった時のために制度の内容は簡単にでも理解しておきましょう!

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遺族基礎年金とは

「遺族基礎年金」とは「老齢基礎年金」を受給する資格がある人が亡くなった時に、18歳未満(高校卒業まで)の子供がいる配偶者に支給される年金です。

※「老齢基礎年金」の受給資格は「国民年金」の保険料を支払い済み期間が合計25年以上あること

ただ、年齢によってはそもそも25年の支払い期間を満たせない場合もあるので、20歳から死亡した時までに保険料を支払っている期間が2/3以上あれば対象となります。

例) 35歳で死亡した場合15年の2/3になるので、10年以上の支払い済み期間があればよい

この支払い済み期間には保険料の免除申請をして認められた期間も含まれます。

関連 学生や所得が少ない方、失業した方などの国民年金の保険料免除について

「遺族基礎年金」は高校卒業までの子供を養うために給付される年金なので、子供のいない配偶者、またはそれ以上の年齢の子供がいたとしても給付はありません。

20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の子供がいる場合は除く

もらえる年金額について

受給できる年金は年額【780,100円+子の加算】となります。

子供の加算分に関しては、第1子・第2子までは1人あたり224,500円、第3子以降は1人につき74,800円です。

前述のとおり、子供が高校を卒業する18歳の3月までが対象ですので、子供が全員それ以上の年齢になればそこで受給は終了します。

遺族厚生年金とは

「遺族厚生年金」とは「厚生年金」の加入者が死亡した際に受給できる年金で、以下のような場合に支給されます。

①厚生年金の加入者が在職中に死亡したとき

②退職後、厚生年金の加入中(在職中)に初診日のある傷病で、初診日から5年以内に死亡したとき

③「1級または障害厚生年金の受給権者」「老齢厚生年金の受給権者」「老齢厚生年金の受給資格期間を満たしている人」などが死亡したとき

①は会社員や公務員など、「厚生年金」の加入者が在職中に死亡すれば対象です。

②はすでに退職していたとしても、在職中に初診を受けた病気やケガが原因で、初診日から5年以内であれば対象となるということです。

③は色々と書いてありますが、「障害厚生年金」の対象となる条件については以下を参考にしてください。

参考 障害厚生年金はどのようなときに受けられますか。/日本年金機構

「老齢厚生年金」の受給権者と受給資格期間を満たしている人の違いが分かりにくいのですが、受給権者とは受給のための条件を満たし、実際に年金をもらえる年齢に達している人のこと。(65歳、特別支給の方は60歳)

受給資格期間を満たしている人とは、「国民年金」の支払い済み期間が25年以上かつ、「厚生年金」の支払い済み期間が1ヶ月以上ある方なので、60歳未満の人でも期間を満たせば対象となります。

受給対象者ともらえる金額について

「遺族厚生年金」は年齢や子供の有無によって、対象者やもらえる金額が細かく別れますので詳しくは以下のページを参考にしてください。

参考 現在の遺族年金制度の仕組み

このページの中に書いてある、報酬比例の年金額が一体いくらなのかという計算が異常にややこしいです。

「厚生年金」は「国民年金」とは違い、稼いだ額によって保険料が変わる年金ですので、その分もらえる年金額も報酬比例して変わるということですね。

簡単に書くと、入社してから退職するまでの給与の平均額に生年月日ごとの乗率をかけて、それに「厚生年金」の加入月数をかければいいです。

例) 30万円×1000分の5.558×240ヶ月=400,176円

ただ、生年月日による乗率の違いや、平成15年まではボーナスは計算に入れてなかったのに15年以降は計算に入っているなど、ホントややこしくて仕方ないので、以下の記事も参考にしてください。

参考 すぐわかる!年金額の計算方法/All About

まとめ

年金を分かりにくくしてるのは、こういう計算方法が難しいところにあったりすると思うんですよねー。

ただ万が一のことがあった場合に、ご家庭が遺族年金の対象となるかどうかを確認しておくのは重要なことだと思いますので、実際の給付額は役所に計算してもらうとしても、制度の内容は知っておきましょう!

それではまた!!

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